今回は、自作したアイコンを追加する方法を紹介する。
まず、JPEGフォーマットのアイコンを作成し、そこからPNGフォーマットのアイコンを作成する。
GD2フォーマットのアイコンは、pngtogd2でPNGフォーマットのアイコンから作成する。
その後の登録方法は、前回と同様だ。

pngtogd2は、gdライブラリに含まれるユーティリティだ。
CentOS5では、/usr/bin/pngtogd2にインストールされている。
 



 
自作するアイコンのサイズは、40×40ピクセルで作成し、GD2フォーマットについてはCPUの負荷を最小限に抑えるために、非圧縮形式で作成する必要がある。
pngtogd2の使用方法は以下の通りだ。
 

Usage: pngtogd2 filename.png filename.gd2 cs fmt
    where cs is the chunk size
          fmt is 1 for raw, 2 for compressed

 
ステータスマップに使用するGD2フォーマットのファイルを作成するには以下のようにする。

pngtogd2 画像ファイル.png 画像ファイル.gd2 0 1

これで作成したファイルを、/usr/local/nagios/share/images/logosにコピーし、Nagiosqlで設定を行えばきちんと表示される。

但し、最初の画像ファイルによっては、そこから作成したGD2フォーマットのファイルをステータスマップに表示した際に他のアイコンがグレーになってしまう場合がある。
これは最初の画像ファイルの色数が多いためと考えられる。
最初の画像ファイルが写真である場合に見られる現象だ。
この場合、一度GIFフォーマットに変換して色数を落とし、そこからPNGフォーマット、GD2フォーマットの画像を作成することで回避することができる。
 
 

 


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