wmiは、GROUNDWORK社から公開されているNagiosプラグインの1つだ。
Windowsのエージェントレス監視が可能だ。
但し、wmiはWindowsにしかインストール出来ない。
このため、NagiosからwmiをインストールしたWindowsマシンを監視中継サーバとして利用することで、Windowsのエージェントレス監視を行うことが出来る。
以前はGPLで公開されていたが、Ver1.4はGroundWork Flex licenseで公開されているらしい。
GroundWork Flex licenseの詳細は、公開されているPDFを参照して欲しい。
このブログを書いている現在時点でのwmiの最新版は1.4 だ。
以前、NRPE_NTをインストールしたWindowsXPにインストールを行う。(NRPE_NT(0.8b)のインストール)
ダウンロード
今回必要なものは以下の通りだ。
●wmi : wmi-1.4.zip ( How to use WMI agentless plugins)
インストールマニュアル
wmiのインストールマニュアルは、ダウンロードしたZIPファイルに含まれている。
ZIPファイルを、解凍すると以下にインストールマニュアルがある。
wmi-1.4\WMI agentless plugins.pdf
また、全ての作業は特に断りがない限りAdministrator権限のあるアカウントで行うものとする。
システム要求
wmiのインストール自体には必須となるものは特になし。
但し、Nagiosからの監視を行うためにNRPE_NTのインストールは欠かせない。
wmiのインストール
wmi-1.4.zipを解凍して、プラグインをC:\nrpe_nt plugins\V2 直下にコピーする。
設定ファイルの変更
V2_nrpe_commands.cfgをC:\nrpe_nt\bin 直下にコピーする。
V2_nrpe_commands.cfgの以下の部分を修正する。
(修正前)c:\nrpe_nt\plugins\v2
(修正後)C:\nrpe_nt plugins\V2
C:\nrpe_nt\bin にある nrpe.cfg に以下を追加する。
include=C:\nrpe_nt\bin\V2_nrpe_commands.cfg
NRPE_NTの再起動
[管理ツール]から[サービス]を開き、[Nagios Remote Plugin Executor for NT/W2K]を再起動する。
図1:NRPE_NTサービス再起動
wmiの実行
試しに、インストールしたPCから他のPCのCPU使用率を監視してみる。
図2:wmiによるCPU使用率監視
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