総合電機大手「東芝」の技術流出事件。
某韓国メーカーに「NAND型フラッシュメモリー」の研究データを不正に提供したとして、東芝と業務提携している半導体メーカーの元技術者が逮捕された事件だ。
日本企業は真剣に技術者に対する冷遇を考え直したほうがいい時期に差しかかっているのではないだろうか。
 

 


 

日本企業は技術者を厚遇しているのか?

日本企業の技術者に対する評価は総じて低いと思う。
実際、色々な企業で働いた経験からすると、日本企業では技術者より営業の方が出世率が圧倒的に高いからだ。
また、日本企業の技術者が特許を取るような発明をしたとしても、当の技術者に還元される金額は微々たる物だ。
だからこそ、国内ではそのような訴訟が絶えない。

『約20年間勤めた会社のおよそ2倍の年収や高級マンションでの生活を保証された。』
『日本に残した家族のもとに向かう日韓の往復航空券25枚も用意してくれた」。』

日本メーカー企業で、そのようなことが行われるだろうか?
まずないだろう。

そんな状況で、日本の技術者は、本当に日本に骨を埋められるのだろうか?

技術の流出だけでなく、人材の流出も問題なのではないだろうか。

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