NETWAYSPortalとは、Nagiosの監視結果をポータルサイトとして表示するためのアドオンだ。
今回は、前回紹介したNETWAYSPortalのバックエンドを日本語表示にする方法を紹介する。
NETWAYSPortalのバックエンドとは、TYPO3のことである。
つまり、今回はTYPO3の日本語化ということでもある。

すべて完璧に日本語表示になるわけではないが、大半のものは日本語表示になるので、扱いやすくはなるだろう。
TYPO3自体、日本語の情報が多いわけではないし、最初はかなり苦労する点も多い。
しかし、それ以上に便利な点も多いので、チャレンジして損はないだろう。
今回のTYPO3は4.2.14だ。
 



 

バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更

まずは、ブラウザでバックエンドにログインして、対応する文字コードをUTF-8に変更する。
ブラウザで、http://サーバURL/NETWAYSPortal/typo3 へアクセスし、ログインする。
 
図1:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(1)
図1:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(1)

 
  上記の画面のように、左側のメニューから”Install”をクリックし、表示された右画面のメニューから
  ”5: All Configuration”をクリックする。
 
図2:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(2)
図2:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(2)

 
  表示された画面から[UTF8filesystem]の箇所を探し、上記のようにチェックボックスにチェックする。
 
図3:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(3)
図3:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(3)

 
  次に、[forceCharset]の箇所を探し、上記のようにutf-8と記述する。
 
図4:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(4)
図4:バックエンド(TYPO3)の文字コードの変更(4)

 
  最後にページの一番下までスクロールし、”Write to localconf.php”ボタンをクリックする。
 

日本語ファイルのダウンロード

次に日本語ファイルをダウンロードする。
 
図5:日本語ファイルのダウンロード(1)
図5:日本語ファイルのダウンロード(1)

 
  続いて、上記の画面のように以下の手順を行う。

  ①左側のメニューから”Ext Manager”をクリック
  ②右側画面の一番上の選択メニューから”Translation handling”を選択
  ③Translation Settingsで、”Japanese”を選択
  ④”Save Selection”ボタンを押す
 
図6:日本語ファイルのダウンロード(2)
図6:日本語ファイルのダウンロード(2)

 
  上記の画面が表示されたら、”Update from repository”ボタンを押す。
 
図7:日本語ファイルのダウンロード(3)
図7:日本語ファイルのダウンロード(3)

 
  成功すれば上記のような画面が表示される。
 

日本語表示設定

日本語ファイルのダウンロードが成功したら、日本語表示の設定を行う。
 
図8:日本語表示設定(1)
図8:日本語表示設定(1)

 
  上記の画面のように以下の手順を行う。

  ①左側のメニューから”User Settings”をクリック
  ②右側画面のLanguage:メニューから”Japanese”を選択
  ③”Save configuration”ボタンを押す
 
  この後、一旦ログアウトして、再度ログインする。
 
図9:日本語表示設定(2)
図9:日本語表示設定(2)

 
  すべての表示が日本語化されるわけではないが、たいていの表示は日本語化される。
  上記のように日本語化されていればOKだ。
 

 


Categories: Nagios ,NETWAYSPortal ,TYPO3


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