2010 5月 19

NRPE_NTとは、NRPEのNT版だ。
WindowsNT、Windows 2003 Server、Windows XPにインストールして使える。
NRPEと同様に、Nagiosと監視対象Windowsマシン間の通信を暗号化できるという機能を持つ。
(但し、別途OpenSSLが必要)

このブログを書いている現在時点でのNRPE_NTの最新版は0.8b だ。
今回は、NRPE_NT Plugin もインストールを行う。
手持ちのPCにインストールを行う。
OSは、Windows XP である。
 



 

ダウンロード

今回必要なものは以下の通りだ。

 
●NRPE_NT        : nrpe_nt.0.8b-bin.zip (Nagios Exchangeのダウンロードページ)
●NRPE_NT Plugin : nrpe_nt_plugins.zip  (Nagios Exchangeのダウンロードページ

 
 

インストールマニュアル

NRPE_NTのインストールマニュアルは、ダウンロードしたZIPファイルに含まれている。
ZIPファイルを、解凍すると以下にインストールマニュアルがある。

nrpe_nt.0.8b-bin\INSTALL
 
また、全ての作業は特に断りがない限りAdministrator権限のあるアカウントで行うものとする。
 

システム要求

特になし。
 

NRPE_NTのインストール

nrpe_nt.0.8b-bin.zipを解凍して、C:\nrpe_nt 直下にコピーする。
コマンドプロンプトのウィンドウを開き、C:\nrpe_nt 直下に移動する。
コマンドプロンプトのウィンドウでNRPE_NTのインストールコマンドを実行する。
以下では、SSLなし(-n)でインストールコマンドを起動している。
NRPE_NT.exe -i として起動すれば、SSLモードでインストールされる。
 
図1:NRPE_NTのインストール
図1:NRPE_NTのインストール

 

設定ファイルの変更

C:\nrpe_nt\bin にある nrpe.cfg を以下の該当部分だけ以下のように設定する。
変更方針は以下の通り。
1)NRPE_NTを実行できるのはNagiosサーバに限定する。
  ・30行目のallowed_hostsにNagiosサーバのIPアドレスを追加
2)Nagios側で監視の閾値を指定できるようにする。
  ・39行目のdont_blame_nrpeを1に変更
  ・114行目以降にコマンド設定を追加し、閾値を引数指定できるようにする
 

<省略>
 
 30 allowed_hosts=127.0.0.1,192.168.xxx.xxx
 
<中略>
 
 39 dont_blame_nrpe=1
 
<中略>
 
114 command[check_windows_cpu]=C:\nrpe_nt plugins\bin\cpuload_nrpe_nt.exe $ARG1$ $ARG2$

 
 

NRPE_NTの起動

上記のインストールでNRPE_NTがWindowsサービスとして登録されたので、サービスを起動する。
[管理ツール]から[サービス]を開き、[Nagios Remote Plugin Executor for NT/W2K]を起動する。
 
図2:NRPE_NTの起動
図2:NRPE_NTの起動

 

NRPE_NT Plugin のインストール

これは非常に簡単だ。
nrpe_nt_plugins.zip を解凍してできたフォルダ nrpe_nt plugins を C:\nrpe_nt plugins にコピーするだけだ。
 
 

 


Categories: Nagios ,Nagios Plugins ,NRPE


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